アナログ・シフトレジスター [ASR]

アナログ・シフトレジスター(ASR)は、サンプル&ホールドのモジュールとバケツリレー式ディレイ(BBD)を掛け合わせたようなものです(それらの仕組みをすでにご存じとして)。最初にトリガーされると、入力電圧をサンプリングして、最初の出力に出します。2回目のトリガーでは、入力電圧が再びサンプリングされて、この新しい電圧が最初の出力に出され、元の電圧は2番目の出力に移ります。この「伝言ゲーム」は、ASRの持つステージの数だけ、従来は3つか4つ、受け渡されていきます。

これらの電圧は通常、別々のオシレーターに送られ、1つずつ入力したノートに基づいて音程や和音を演奏します。出力は、2〜3回リピートするエコーに似ていますが、等しい時間間隔ではなく、自分で選んだタイミングで「エコー」がトリガーされ、アラベスク・パターンと呼ばれるものを生み出します。

歴史には不明な点もありますが、最初のASRは、70年代初頭にFukushi Kawakamiが作曲家Barry Schraderのために作ったようです。その後70年代半ばにSergeのモジュールとして発売されました。現在では、Verbosが自社のRandom Samplingモジュールに、Elby DesignsがKen Stoneの設計を使って、ASRをモジュールとして提供するなど、いくつかの企業やDIY設計者が提供しています。

アナログ・シフトレジスターは、正確なピッチを維持するのが難しいことで知られています。現在ではデジタルのシフトレジスターが入手でき、こちらははるかに正確です。

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