FMの用語解説でも触れたとおり、周波数変調は一般的な合成手法で、キャリアオシレーターのピッチを、モジュレーターオシレーターによって(通常はオーディオレートで)非常に速く変化させます。このとき指数関数的なコントロール電圧を使うのが理にかなっているように思えます。たとえば±1ボルトという同じ変調量であれば、キーボードの上下どこを弾いても、キャリアオシレーターのチューニングに関係なく同じ音程のずれになるからです。実際、多くのオシレーターには指数関数的なFM入力があります。ところが、これだとチューニングが難しくなります。周波数変調を加えると、キャリアオシレーターの見かけ上の基音が変わってしまうことがあるためです。そのため、オシレーターのリニアFM入力を好む人が多くいます。Yamaha DX7とその後継機は、リニアFMを使っています。