VCO [電圧制御オシレーター]

オシレーターは、サウンド生成の中心となるモジュールです。空気の振動パターンである波形を生み出し、それが一定の周波数で繰り返し(「発振」し)、これが演奏される音のピッチになります。電圧制御オシレーターでは、入力される電圧でそのピッチを設定できます。最も一般的な規格は、1.0ボルトの変化でチューニングが1オクターブ変化するというものです(Buchla のモジュールは1オクターブあたり1.2ボルトを使います。「リニア」オシレーターでは、1ボルトの変化によって、オクターブのような音楽的な音程ではなく、毎秒のサイクル数で一定の量だけ変化します)。モジュール前面のチューニングコントロールで、ある電圧に対して実際に聞こえる具体的なピッチを設定します。

オシレーターにはアナログ回路を使うものとデジタル回路を使うものがあります。アナログオシレーターは、パルス波(矩形波)、ノコギリ波(ランプ波)、三角波、場合によってはサイン波といった、限られた定番の波形を出力する傾向があります。オシレーターが三角波やノコギリ波の「コア」を持つと説明されるのを耳にすることがありますが、これは内部回路のことで、特定の波形を主に生成するように設計され、他の波形はそこから派生させているという意味です。デジタルオシレーターは、はるかに幅広い波形を出力する傾向があり、振動する弦や声道をモデリングするといった別の合成手法を使うこともあります。

電圧制御オシレーターの最大の弱点は、入力電圧にピッチがどれだけ正確に追従するかです。1、2オクターブ離れただけで音程が狂うものもあれば、複数のオクターブにわたって正確なピッチ、つまり「イントネーション」を保てるものもあります。アナログオシレーターはデジタルよりもこの影響を受けやすい傾向があります。シンセサイザーを20〜30分ウォームアップさせると、チューニングが安定しやすくなります。

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