SEM [シンセサイザー・エクスパンダー・モジュール]

Oberheim SEM(Synthesizer Expander Module)は、同社の最初期の製品のひとつです。2基のオシレーター、2基のシンプルなエンベロープ、VCA、そして非常に人気の高い2ポールのステートバリアブルフィルター設計を備え、1つのシンセサイザーボイスをまるごと立方体のようなケースに収めたものでした。このフィルターには、ローパス、ノッチ、ハイパスの出力をクロスフェードするノブと、別途バンドパスの設定がありました。単体でも購入でき、同社の初期の2ボイス、4ボイス、8ボイスのポリフォニックシンセの構成要素でもありました。また、初期の360 Systemsのギターシンセのシンセボイスでもありました。

複数の会社がSEM、とくにそのフィルター(今でも私の個人的なお気に入りのひとつです)をエミュレートしてきました。Tom Oberheimも、SEMの設計を更新した新しいシンセを数多く発表しています。今日、モジュラーのメーカーが「SEM」という魔法の文字を使うときは、ほとんどの場合、オリジナルのOberheimシンセのそのフィルターをエミュレートしたものを指します。私は80年代後半にしばらくTomのもとで働いたことがありますが、彼は、大きく温かい音になるように、ちょうどよいだけのサチュレーションを加えて、設計を手作業で微調整したと確認してくれました。

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