波形やその他の変化する電圧の形が変えられたとき、技術的にはそれは歪んだことになります。歪みが聴こえると言う場合、たいていはオーディオ波形が「クリップ」された(ある限界に達したところで上下の振れが平らに潰される)か、「サチュレーションに入った」(クリッピングに近づいて曲げられている)状態を指します。モジュールを「オーバードライブ」させる、という言い方を耳にすることがあり、それも歪みを引き起こします。波形を歪ませると倍音構造が変わり、たいてい高次の倍音が加わります。
歪みという言葉は、単にオーバードライブさせる以外の目的で波形を変えるときにも使われます。フェイズディストーション・シンセシスがその一例です。実際、ウェーブシェイピングはすべて、技術的には歪みの一種です。