DCO [デジタル制御オシレーター]

DCOは、アナログ・オシレーターのハイブリッド設計で、オシレーターのピッチを電圧レベルで決める代わりに、カウンターなどのデジタルデバイスで各波形サイクルの長さ、つまりピッチを決めます。利点は、すべてがアナログの設計と違って、チューニングが非常に安定していることです。欠点は、1ボイスに複数のオシレーターを使ったとき、微妙なデチューン(ひいては「太さ」の知覚)を生むピッチの不完全さがないことです。DCOは、音を鳴らしている最中にピッチをベンドするといった芸当もしづらい設計です。デジタルカウンターに送る離散的な数値を変え続けなければならないからです。

DCOの設計は、Roland JX-3PやKorg Poly 800など、MIDIのようなデジタルインターフェースで演奏するノートのピッチを決める、人気の主にローコストな楽器の内部ではうまく機能しました。しかし、ピッチを連続的に制御できることが期待される電圧制御のモジュラーシンセではそうはいきませんでした。制御電圧をデジタルのカウント値に変換し、それからアナログ波形を作る必要があるためです。

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