ヴァクトロール

ヴァクトロールは、光依存抵抗(LDR)を光源(かつては白熱電球、現在は LED)の隣に配置したものです。光が明るくなるほど抵抗値は下がります。回路内の単なる抵抗に電圧制御を持たせる優れた方法です。

人々が照明を落とし、お香を焚いて(それとも、モジュールを逆向きに挿したときの匂いでしょうか?)、声をひそめて興奮気味にヴァクトロールを語りたくなるのは、光と抵抗値の関係がまったく線形でも瞬時でもないからです。特に、LDR に光を当てても、抵抗値は瞬時に変化してそのままになるわけではなく、目的の抵抗値まで下がるのに少し時間がかかります。LED を消したときも、抵抗値は瞬時に最大へ戻るとは限らず、わずかな間をおいて減衰していくことがあります。(この遅れの結果をリンギングと呼ぶ人もいますが、信頼できるエンジニアによれば、単に反応が遅いだけだそうです。)こうした特性は、パーカッシブな音やアタックを作るのに役立ちます。また、入力の最大電圧が出力の抵抗値に反映されるまでに時間がかかったり、LDR がしばらく点灯していた後だと、光を消してから抵抗値が最大になるまでにさらに時間がかかったりすることもあります。ああそれと、製造や部品の公差のせいで、まったく同じに動作する個体は二つとない可能性が高く、つまり「同一」のモジュールでも挙動が異なることがあります。デジタルモジュールの中には、ヴァクトロールの最も望ましい特性をエミュレートしようとするものもあります。

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